岩手

道の駅「くじ」ー琥珀と恐竜の道の駅ー

道の駅 くじ

国道45号線を走っていると道の駅の大きな看板が見えてきます。

道の駅「くじ」

道の駅くじ やませ土風館

やませ=偏東風(山背)とは、北日本の(主に東北地方)太平洋側で春から夏(6月から8月)に吹く冷たく湿った東よりの風のこと

ウィキペディアより

やませは管理人も馴染みが深いですね。本当に冷え切った風なので、やませが吹くと夏でも涼しいのですが……2023年はやませがなかったのでは?というほど暑かったですね。

こちらのやませ土風館にお土産やレストラン、トイレなどがあります。

反対側を見るとこんな通りが。

道の駅くじ 歴通路広場

こちらの歴通路(れとろ)広場はちょっとした軽食やハンドメイドのお店が立ち並んでるところです。

そういえば、やませ土風館の中にも「レトロ館」ってあったな。

コレクターの中野さんという方が集めたものを展示してあるようです。昭和の懐かしい感じが味わえる場所ですよ。

琥珀と山葡萄を売っている

久慈といえば琥珀。

やはり琥珀関係の商品がとても多いです。

ちなみに、あまちゃんの舞台の地域でもあるので、海産物も豊富。

そして、「やませ」と名付けるだけあって、山の幸も豊富です。

「やまぶどう」の加工品や「はちみつ」などがたくさんありました。

ルートステッカーの取り扱いはありません。

白樺の樹液が飲める

道の駅に着いたら何か地のものを買うというのが管理人の道の駅の旅で決めていることです。

何にしようか探していたところ、こんなものが。

白樺樹液と山のきぶどうジュース

なんと白樺の樹液だそうです。しかも樹液100%。

振ってみると思いのほかさらさらとしていました。水みたい。

味はあるのか?そもそも平庭(ひらにわ)高原とはどこだ。

 標高800m、葛巻町・久慈市にまたがる平庭岳の中腹に位置する広大な平庭高原は、県立自然公園に指定された風光明媚な場所。春の使者、カタクリなどの湿原植物に始まり、初夏の緑まぶしい白樺林、高原一帯に咲き誇るツツジ、秋の紅葉、冬のスキーと、一年を通して大自然を満喫できる高原です。

観光スポット|いわての旅 より

お、なかなかの山じゃないか。耳キーン覚悟で白樺を拝みに行こうかな。

ちなみに白樺の樹液は爽やかな味でした。何かの風味っぽいものはありそうだけどなんの味かは分からない。水だよって出されたら「本当に水か?」となるぐらいには味があるけど…という形容し難い味でした。

「完熟山のきぶどう」はとても濃厚な味。さすが100%だよ。酸味も結構ある。

ただ、これは「きぶどう」シリーズみたいになっている中の一本で、しかも甘い方を選びました。

これで甘いだと…!?いや、甘いけど結構野生の酸っぱさあったぞ。

リトアニアのお酒が売っている

そういえば、なぜかリトアニアのお酒が売ってました。

なぜリトアニアかというと、久慈市とリトアニアは姉妹都市だからです。

なんとリトアニアも琥珀を特産としているようですね。

道の駅から県道7号線を少し南下すると久慈琥珀博物館があります。

久慈琥珀博物館にはリトアニア料理などが食べられるお店があります。

久慈の琥珀についての勉強にもなるので興味がある方はぜひ。

さて、実は9000万年前の琥珀が出土している久慈市。

琥珀の他に化石もたくさん発掘されていて、「琥珀と恐竜の大地・久慈」と呼ばれているそうです。

駐車場

見た感じはかなり少ないです。

かなり賑わっている通りではあるので安心と言えば安心かもしれません。

ただ、民家が結構近いのでちょっと気になるかなぁ…

車中泊(仮眠)には向かなそうです。

久慈(くじ)市

「くじ」の由来

アイヌ語の「クシュ」「クジ」を語源としている説があるそうです。

「湾曲した砂丘を目指す」という意味があるようです。

久慈市 航空写真
※Googleマップ より

久慈市の沿岸は確かに湾曲しているけど、砂丘というほどでもないような気がします。

ちなみに茨城や川崎にも「くじ」という場所があるようです。こちらもアイヌ語の「クジ」を語源としている説があるそうで、アイヌの人々は河川の蛇行域の砂地を「クジ」と呼んでいたとのこと。

「クジ」とは砂地に水流が入り組んでるような状態の総称のようなものかもしれませんね。

約9000万年前の琥珀が出土している

世界最古の琥珀は約3億年前のものだそうです。

久慈市の琥珀は約9000万年前のもの。南洋スギが起源樹種と考えられているそうです。

久慈の琥珀は商業価値としている琥珀の中で一番古い琥珀です。

縄文〜平安時代の遺跡からたくさんの琥珀が出土していて、古墳時代にはすでに奈良との交易があったようですね。

最近奈良県の平城京跡、藤原京跡から久慈産の琥珀が出土していることがわかりました。

現在は久慈から奈良へ続くアンバーロード(琥珀の道)があったのではないかと調査中だそうです。

いろんな化石も発掘されている

久慈市の琥珀が発掘されている約9000万年前の時代は白亜紀後期のあたり。

なんと、日本初の獣脚類の化石が4種も発見されています。

しかも、あのティラノサウルスも久慈市で発見されているようですよ。

久慈琥珀博物館の採掘体験で見つかったというのだから驚きです。夢が詰まった体験ですね。下のサイトから発掘体験の予約ができます。

久慈琥珀博物館

2023年には新種のカメ化石リンドルホルメミス科が見つかったそう。

リンドルホルメミス科はリクガメ上科の祖先グループです。

琥珀の中にも世界最古の鳥類の羽根が見つかっていたりと学術的な意味でも久慈市は注目されています。

ティラノサウルスって日本にいたのかとロマンを感じますね。

虫の入った琥珀も多数発掘されてますし、リアルジュラシックパーク作れてしまうのではないかしら。

近くのキャンプ場

北侍浜野営場

玉川野営場

平庭高原キャンプ場

近くの道の駅

道の駅「いわて北三陸」

国道45号線、国道395号線を車で13分北上。

ポケモンがいっぱい。小さい子でも安心して遊べる屋内遊具もある。

家族連れに優しい道の駅です。

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小さいけれども歴史が凝縮された道の駅。

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※記事執筆中

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