十和田湖に沿って国道103号線を走っていると賑わっている場所が見えてきました。

道の駅 十和田湖

こじんまりとした感じの道の駅!
営業時間 | 9:00〜17:00 |
食堂 | 11:00〜15:30 |
駐車場 | 87台(大型も停めれるが、詳しい台数は不明) |
トイレ | 24時間使えるかは不明 |
ホームページ | https://michinoeki-towadako.com |
目の前には十和田湖があってとても眺めが良いです。

展望広場
道の駅には展望広場がありました。

5月の初めに行ったのですが、除雪した雪がまだ残っていました。
せっかくだから展望広場に行ってみよう
まだ作っている途中なのか、完成なのかよく分からないですが、舗装されている道と砂利道がありました。
広場のてっぺんに行く途中までにベンチが何個かあったので、天気の良い日は腰掛けてお弁当食べるのもありだなぁと思いました。
広場を登り切ると、とても良い景色が広がります。

5月はまだ雪山と十和田湖のコラボが見れるよ!
夏になったらまた違った景色が見えるんだろうなぁ…
和井内貞行と妻カツ

道の駅の建物の前に男女2人の像が並んでいました。
和井内貞行は十和田湖でひめますの養殖を成功させた人です。
貞行の隣のカツは貞行の活動をずっと支えてきたすごい人です。
十和田湖ひめますの郷展示室

お土産売り場と食堂の先には十和田湖にひめますがいる経緯や道の駅のある小坂町のこと、和井内貞行と妻カツについての展示を無料で見ることが出来ます。
和井内貞行は小学校の教科書に載っていたこともあるようで、当時の教科書の展示もありました。
個人的にはこの展示室を見学した後に、食堂のメニューを見て欲しい!
私はひめます天丼にしようか、かつラーメンにしようか迷ったよ…
ちなみに食堂のメニューはかつラーメンやひめます天丼の他にも比内地鶏を使った親子丼などもあります。

売っているもの
ワイン、ハチミツ、ワイン、地酒が大々的に売っていました。
あとはりんごのお菓子、きりたんぽ鍋セット、いぶりがっこ、稲庭うどんなどのお土産品もあります。
秋田と青森の県境近くにある道の駅ならではだね
なまはげのお守り

なまはげのお守りを売っていました。
秋田といえばなまはげ!
なまはげは男鹿半島の文化です。道の駅十和田湖は男鹿半島からは遠いですが、こうやって文化のお土産物を見ることができて嬉しかったです。
ワイン

道の駅のある小坂町は、世界初の山ぶどう系品種に特化したワインコンクールを開催した場所だそうです。
ワインの主流はヨーロッパ系の品種だそうですが、小坂町は日本古来の山ぶどうを改良してワインを作っているとのこと。
日本古来の山ぶどうでワイン…ヨーロッパ系とどう違うんだろう…
こさかまちかつラーメン


醤油ラーメンにカツが載ってる!?
こさかまちかつラーメンは『100年フード』に認定された地元飯です。
地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を文化庁とともに継承していくことを目指す取り組み。「伝統」「近代」「未来」の3部門がある。
こさかまちかつラーメンは未来の100年フード部門に認定されています。
鉱山従事者の技術を生かした小坂七夕祭りの山車作りに携わる人々の提案でできたとか。
時間ないけどカツ丼とラーメンが食べたい!ラーメンにカツ乗っけてくれよ!みたいな感じで頼んだのかな…
道の駅ソフト
レイクブルーソフトクリームをいただきました。

りんごのソフトクリームと迷いましたが、やはり湖の道の駅に来たからには湖の名前がついたソフトクリームを食べなければ!
たぶん、十和田湖の湖面が青いからレイクブルーって名前なんだと思う!
雪がまだ残っていたからバニラミックスにして実際の景色とコラボしてみました。
レイクブルーソフトはラムネ味で酸味が爽やかです。

コーンが黒くて楕円形の珍しい形でした。味はスタンダードなコーンの味です。
道の駅ルートステッカー
取り扱いはありません
駐車場
そんなに広さを感じなかったです。

私が行った時には特に車中泊についての言及はなかったのですが、近くの山でヒグマ被害があったのを見ると季節によっては泊まるのは結構怖いですね…
道の駅スタンプから紐解く道の駅『十和田湖』

ひめますと十和田湖が描かれています。
十和田湖といえばひめますが有名ですからね。
そして、十和田湖のひめますと言えば絶対に外してはならない人物がいます。
そう、道の駅の入り口の銅像になった『和井内貞行』です。
『ひめますの郷・和井内』の和井内とはまさに和井内貞行のことを指しているのだと思います。
十和田湖は魚のいない湖だった
そもそも十和田湖は魚がいなかったそうです。
十和田湖はカルデラ湖のため湖に流れてくる川がないこと、十和田湖と繋がっている奥入瀬渓流にある銚子大滝が大きすぎて魚が遡上できないことが理由だそうです。
海や川などから流れをさかのぼること
確かにあの激流をさかのぼれる魚がいたら伝説もいいとこかも…
約22年かけて和井内が十和田湖に養殖漁業事業を完成
そんな魚のいない十和田湖に養殖漁業の事業を立ち上げようとしたのが和井内貞行です。
0から1にするのってとても大変。
かかった年月を数字だけで見てもすごいのですが、資料を読んでみるととても濃い年月でよく挫折しなかったなと思いました。
和井内は多額の経費を投じて何度も魚の卵を孵化させては放流をし失敗を繰り返しました。
失意のどん底にあった和井内はたまたま信州の商人から北海道にある支笏湖(しこつこ)に回帰性のあるマス(カバチェッポ)の存在を聞きます。
北海道南西部にあるカルデラ湖
このマスが後に十和田湖のひめますになります。
この卵を購入するために妻のカツは自分の着物や時計を売って卵を買う資金にしてくれたみたいだよ!
3年後、このマスたちが放流地点に群れで戻ってきてくれて養殖漁業事業がようやく成功となったようです。
これからだという時に東北は大凶作時代
やっとこれから事業がスタートという時に東北は大凶作に見舞われます。
せっかく養殖に成功したところなのに。でも、マスがなかったら飢えてしまう。と貞行は悩んだそうです。
ですが、飢えに苦しんでる人のために妻のカツの説得もあり、貞行は湖畔の住民たちにひめますの全漁獲を与え、住民たちは大凶作を凌ぐことが出来ました。
貞行が情熱を注いだマスの養殖と妻のカツの支えがあったから十和田湖でヒメマスが食べられるんですね。
和井内貞行と妻のカツがいなかったら、今も十和田湖に魚がいなかったかもしれない
近くの道の駅
道の駅 こさか七滝
県道2号線を車で25分。
道の駅 おおゆ
国道103号線を車で28分。
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